今年は森へ
フェイスブックで流れてきたこちらの記事。
「森の幼稚園」発祥の地、デンマーク・ロラン島の “自由教育” とは?|ウーマンエキサイト
画像お借りしました
川崎は都会に近いけど田舎のところもあって、農地もあれば、小さいけれど森もあり、自主保育時代はその森によく行っていました。
普通の公園では見かけないキノコや植物、小動物の骨を見つけたことも(持って帰ってパパにえらく怒られた😅)。
カブトムシやクワガタが土の中に潜っていくのを見たり、
玉虫色の玉虫を初めて見たり、
トカゲの卵を見つけたり、
落ち葉のプールで遊んだり、
野イチゴの群生を見つけて食べたり。
小さいけれど、毎回がキラキラの冒険でした。
良いことばかりではなく、スズメバチも夏秋は飛んでいる危険と隣り合わせの場所でもあって、
最初の頃は、自然遊びに詳しい方にガイドをお願いして、森に入っていました。
でも、危険と隣り合わせだけど、たくさんの経験を与えてくれるのが自然だと感じています。
その経験が、今の我が家のホームスクーリングや、多様な学びプロジェクトの「まちのせんせい」にも繋がってるなと感じます。
デンマークは、公立の学校で、行きたい時に森に行けるなんて素晴らし過ぎる!
地方は自然が豊かなのだから、
どこかで「森の学校」を実現する自治体があったら、移住する子育て世代もいるのではないかな?と思います。
まちの先生も、今年度は森にも足を延ばしてみたいと思っています。
ご報告
4月1日夜8時55分、
我が家の第6子目、5人目の男の子が誕生しました。
人生100年時代といわれる現代、
この子が生きる50年後、100年後にはどんな社会になっているでしょうか。
変わるもの、
変わらないもの。
働く、というカタチは、
今とは違っているかもしれません。
学校、というカタチも、
今とは違っているかもしれません。
けれど、
私の身体を通って、
オギャアと泣いたこの子の力強さは、
「生まれる」ということの力強さは、
「生きる」ということの力強さは、
変わらないことのように感じました。
ただそのことを忘れず信じていれば、
大丈夫なんだと感じました。
こども達と出逢い、
一緒に生きていける奇跡に感謝して、
1日1日を過ごしていきたいと思います。
そして、
50年後、100年後の、
この子達の未来に続く、
活動をこれからもしていきたいと思っています。
私が産休の間も、
引き継いでくださる皆さんのおかげで、
【多様な学びプロジェクト】は続けていけます。
お手伝いくださる皆さま、本当にありがとうございます。
応援してくださる皆さま、引き続き、よろしくお願い申し上げます。
生駒
映画で学ぶ
家庭での学びの良さは柔軟性や教材に縛りがないこと。
ともすれば計画性や一貫性の無さに繋がってしまう部分でもあるけれど、
最近は子ども達と同じ映像作品を楽しめるようになってきました。
今日観たのは『杉原千畝』
画像お借りしました。
『杉原千畝 スギハラチウネ』は、2015年の日本映画。第二次世界大戦中、ナチスによる迫害から逃れるユダヤ人のために独断で日本通過のヴィザを発行して、6,000人あまりのユダヤ人を救った外交官・杉原千畝の生涯を描いた作品。ポーランドで9月13日から11月上旬まで約2か月にわたりロケが行なわれた。
(ウィキペディアより)
2015年公開とあって、近所のレンタルショップで安く借りることが出来ました。
観始めると、予想に反して北満州からのシーンで始まり、
思っていた『感動もの』とは違う冷静なタッチの映画でした。
小学生のうちの子ども達には背景の知識がほとんど無いので、
横で私が当時の情勢の解説を入れながら、
地球儀や『マップス』で場所や距離を確認しながらの鑑賞。
1年生の三男は話を追うことに疲れてしまったようですが、
3年生の二男は面白かったそう。
三男も1年生なりに
「戦争は嫌だけど避けられないんだ」と、
「どうしてユダヤ人は何もしていないのにやられる(差別される)のか。
土地があるかじゃなくて、どれだけ、その人が優しいかだよね」
と、語っていました。
個人の意思とは違う流れで、戦争になるとそれだけ大きな力が働くということが伝わったよう。
家族でディスカッションでは、
戦争が始まる前に止められるといいんだろうね、
という話も。
出エジプトから中東戦争までもざっと私が話せる範囲で話しました。
二男の感想は、
「千畝だけじゃなくて、船に乗せた人も凄い」
「アメリカと戦争が起きる、負けるって予言してたのが凄い」
という感想。
史実とは違うのかもしれないけど、
千畝が当時の世界情勢を冷静に分析して先を予測し、上部に伝えるシーンは私ものめり込んで観てしまいました。
「知」があって、「情」が通せる。
そんなことを感じた映画でした。
同じ日に子ども達は『ズートピア』も観ていました。
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こちらも差別やマイノリティについて考える映画。
「なんだってなれるが大事」
三男の感想でした。
いろんな話に広がった映画タイムでした。
またやりたいです(^^)。
自分で決める
今日は野外で手づくりのピザ窯で焼くピザつくりに参加してきました。
ピザ窯も、前日に実行委員の子ども達と、大学生中心の指導員で造ったもの。
ネットでつくりかたを調べて、
耐火煉瓦を発注したら届かなくて、
近くのホームセンターにみんなで買いに行ったんだそう。
経験がなくてもやるって決めたら出来るんだね!
たくさん考えたんじゃないかな。
当日参加したうちの子達も、
最初から行かないと決めた長男。
行ってみたら知らない沢山の子たちの中に入るのが嫌で、1時間半以上かけて家まで歩いて帰った二男。
はじめて会う子たちと一緒にやったピザ作りや集団遊びが楽しかった三男。
気づくといろんな人の膝に座って楽しんでいた長女と四男。
在り様はさまざまでした。
でもそれぞれの在り様は、
それでいいんだなぁと、
私は思いました。
着いたよと電話をくれた二男は、
「30分経ってもまだ膝がガクガクする」
「水分は持っていかないと、て水筒持ってたのに、中のお茶が熱くて喉が渇いた」
「あんなに歩いたのそうないよ」と、
そのときも、
私たちが帰ってからも、たくさん話してくれました。
指導員のお姉さんが半分くらい付き合ってくれて、歩きながら色々話したそうです。
「スゴイねー、よく歩いたねー」と話したけど、
9歳の彼には、きっと大冒険だったね。
彼が歩いているとき、こちらでは、
普段は学童保育の指導員をしてる人が、
「そういう知らない人が多いところが苦手な子っているよね」
「でも、そういう子も大人になって、自分の気持ちいい範囲の付き合いで、人とやっていく方法を知っていくよね」
なんて話してくれました。
いろんな在り様の子を、
そのままその子の気持ちに寄り添って受けとめてくれる仲間がいる。
そういう子育てが出来ることが幸せだなと思います。
「自分で決める」は、
思ったとおりにならなかったり、
失敗したり、
そういうときもあります。
でも、そこを良しとして動き続けたら、
自分ならではのストーリーとして残っていき、
次の何かに繋がっていく。
私はそれで良い、それが良い、と思います。
そして家に帰ってから、
それぞれの経験したことを交流していまら、
長男が
「うまそう!
行けば良かったなぁ」と。
そうやって自然と、
モチベーションや視野の拡がりが生まれることを大切にしたいです。
【ホームスクーリング記録】飛行機はどうして飛ぶのか?
月曜の探究タイム。
探究型通信教育 探究クエストの教材を使って。
https://www.tanqfamily.com
「飛行機はどうして飛ぶのか?」
いま小5の長男が小2の頃、
自らこの問いにはまり、取り憑かれたのを思い出します。
一時期我が家のリビングは、
長男が作った紙飛行機で、文字通り何日間も本当に埋め尽くされました。
果たして小3の二男と小1の三男は?
いつもは私がホワイトボードに発言をメモするけど、この日は1人ずつマインドマップにまとめてみました。
書くのが苦手な二男はiPadのアプリで。
音声入力も使って、サクサクと自分で進めていました。
空気抵抗、翼のバランス、ジェットエンジン、プロペラ、鳥に似せている、色々出ました。
空気の軌道も予測。
そして、
「紙を5秒以上空中に浮かばせられるか?」というミッション。
はじめは簡単だーとやり始めたのに、4秒の壁すら超えない!
紙をパラシュート型に折っていた二男は、色々な紙飛行機を折り始め、
箱型やドーナツ型を折っていた三男は、ティッシュをいろんな形にすることにハマる。
(写真は撮りきれず💦)
1歳の四男に作った紙飛行機を壊されたのと、飛行機が長く飛ばずに泣きだす二男。
それでも泣きながら作り続ける。
男たちの戦いがここにはあった、、、。
(BGM 中島みゆき)
←正直、ほぼ理解出来ず、ストップウォッチ係の私😅
一度泣いたあと、気持ちを立て直した二男は、
飛行機に気圧をかけるんだと暖房をつけました。
暑いし、意味あるのか?
母には分からないまま、戦いは続き、とりあえずお昼ご飯前に動画を見ようと一旦終了〜。
三男のティッシュが意外と長く4秒を超えていました。
二男は越えられず。
気づけば2時間近くやっていました。
長男は、尾翼がどうの、紙の大きさが足りないと、
横でちょこちょこアドバイスを入れながら、全くやろうとしないのは、
当時やりきったからなのか?
子ども達に理系のメンターがいるといいなぁ、
でも分からないままにやってるのがいいのかなぁ、と感じた日。
【まちの先生活動報告】革作家から学ぶ〜革のキーホルダー作り
身内のご不幸や体調不良などでキャンセルが出たこともあり、大人の参加を急遽ご了解いただいて、お母さんや見学の方も一緒に革のキーホルダー作り。ちゃっかり、スタッフの私も入れていただきました(^^)。
【活動報告】まちの先生〜プログラマーから学ぼう〜スマホのアプリ作り
2月3日(土曜)、【まちの先生プロジェクト〜プログラマーから学ぼう〜スマホのアプリ作り】を行いました。
参加者は今回もインフルエンザの影響でお休みが出て、3人の子ども達が参加してくれました。
今回はプログラミング会場としては初めての神奈川県。
田園都市線、大井町線、南武線 溝の口駅近くのてくのかわさきが会場になりました。
先生は前回と同じく、プログラマーの國島淳先生。
今回初めての神奈川会場で、私も初めてお会いしたんですが、
子ども達に人気なのが分かる!
元介護職という異例な職歴からなのか、
子ども大学SAITAMAやcoder dojoで沢山の子どもたちを教えてきた経験からなのか、
子ども達に対してフラットな態度が一貫している先生で、
その上で、子ども達の目線や表情から読み取って、教え方を変えたり、何度もゆっくりと説明してくれたりと、柔軟性のある分かりやすい授業をしてくれる先生でした。
何が分からないのかわからない
みたいな状況になったときに、
「大丈夫、大丈夫!
ごめんねー僕の説明がわかりづらかったね。
もう一度ゆっくり説明するね」
と話してくれるので、
初めての子も安心感があったと思います。
プログラミング言語を使っているので、
初心者には少し難しい内容でしたが、
後ろで聞いていた私も、
「ああ、そういうことか」と、プログラミングの魅力を感じることが出来ました。
サポートの先生もいたので、マンツーマンに近い状態で贅沢な環境。
なにより、
「プログラミングじゃなくても良いんだよ。」
「僕はプログラミングが好きだから、
こうやってプログラミングをみんなに教えることも、仕事も楽しいよ。」
「好きなことを仕事にできるって幸せなんだよ」
と何度も語ってくれた國島さんからは、
「好きを生きる」大人の素敵さに溢れていました。
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参加してくれたお子さんのお母様からの感想です↓
昨日はおかげさまで楽しく「まちの先生」に参加させていただきました。
2回目でしたが、国島さんが少し内容を変えてくださったようなので、楽しかったそうです。
息子によると、前回はアプリは完成したものの、理解が曖昧だったそうです。
昨日は国島さんが課題を出しながら、理解が深まるような進行をしてくれたので、曖昧な理解が確かな理解になったそうです。
なので、昨日は参加してよかったそうです。
次回もまた参加したいとのことで、希望としては今回のように課題を出しながら進めていくスタイルがいいとのことでした。
国島さんは、子どもたちへの気配りも細やかで、教え方もとてもわかりやすいので、また是非お願いしたいと思います。
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前回と同じ内容になってしまうから、と最初は受講を迷われていたそうですが、
先生の方で発展問題を随所にいれて、対応して下さいました。
また参加したいという声、とても嬉しいです!
ありがとうございました(^^)