FUTURE DESIGN 未来をデザインする

『多様な学びプロジェクト』代表ブログ/ホームスクーリング実践記録

「つくり続ける」ということ

最近の二男と三男は、毎日のように夢パークへ。

 

今日は早めにお迎えに行くと、

スタッフと何かやっていた。

 

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3年前につくった木造遊具のターザンロープが老朽化してきたから、

みんなで解体しているそう。

 

三男は横目で中には入らず焚き火、

二男は大きな磁石で周りに落ちた釘拾いのお手伝い。

 

外側の支えの部分を外して、土に入っていた箇所の、腐った木の部分を切り取ったら、

まだ使えそうな部分を前にスタッフ達が相談を始めた。

 

「ひとまわり小さくなったけど、、、

小屋とかにはなりそうじゃない?」

 

早速よじ登る子ども達。

それを見て、、、。

 

「ジャングルジムみたいにも使えそうだね」

 

元ターザンロープの遊具が置かれていた地面は、真ん中がくぼんでいた。

 

「あっちの平たいところに置いたらどうだろう?あっちに置いてみない?」

「移動しよう」

 

みんなで協力して場所を変える。

 

夕闇が迫る中、まだ相談は続いていた。

 

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つくったものを使い、

また、壊し、

また、つくる。

 

 

「作り続ける」ということが日常の生活に溶けこんでいる貴重さを、

子ども達はまだ知らない。

 

 

既に完成したものを、

選び、

購買し、

消費する、

以外の生き方があることを知っていることの貴重さを。

 

 

彼らが大人になったとき、彼らは作り手になる。

 

たくさんの未完成に向き合い、

「作り続ける」という側に。

 

そして私も。

 

正解のない、子育てという「未完成」を、やり続ける1人。

 

子ども達はいつも「つくり続ける」仲間であり、伴走者だ。

ホームスクーリング日記。ある週の5日間

 

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日曜日。


横浜市都筑区で活動している「いるか少年団」の20周年お祝いパーティーに行ってきた。

 

パーティーといっても、かまどがあちこちに置かれて、各々が焼きたいものと餅につけたいものを持ってきて、食べあう、というゆるい会。

 

餅をついたり、バーベキュー、焼き芋、豚汁、とたくさん食べ、飲み、話し、
子ども達は庭を飛び出し、近くの公園へ。

 

 

我が家の子達も、初めましての子達と意気投合して遊んでいた。

 

 

自宅を開放して保育園、学童保育、そして地域の子どもたちにも開放して、誰でも来られる場として存在した20年。

 

 

共育」の先達者を間近で見ながら、助けられながら、子育てできる幸せを感じた日。

 

 

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月曜日。


祝日で我が子は全員集合なので、簡単なお弁当をつくって、近所のいきつけ、私の元職場の「川崎市子ども夢パーク」へ。

 

 

ここでもたき火、落ち葉で宝探し、二男は落とし穴つくり、などなど。


帰ってからは、兄弟4人でスマブラ

 

ただ、遊ぶ。


遊びこめば遊びこむほど、創発的な悪だくみ(知恵)が生まれ、
ボーっとする時間が、心と体を緩ませる。

 


ただ遊ぶ「空白」が、1番何かを産み出すことを、たくさん感じた日。

 

 

 

火曜日。


三男は1人朝から夕方まで近所の森林公園へ。


寒いし、1人だし、手ぶらだけど、1日楽しめる。


この子の楽しむ力の強さはすごい。

 

アオサギの若いのがね、狩をしたのを見たよ!」


「りっくんて、1人でも長く楽しめるよね。知らない人とすぐ友達になれるもんね」


「そうだね、知らない人でも話しかけられるし、あとずっと何かを観察してるから、知らない人からもよく話しかけられるよ」

 


1人になる勇気をもってる人は、フラットな人間関係を、年齢関係なく、すぐつくることを感じた日。

 

夜は兄弟でボードゲーム。2歳児も「ドブル」を理解して参加できた!

 

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水曜日。


いこま少年団と題して、大人の友人達が我が家へ。


この日は子ども会議で決まったお面作り。
風船に障子紙や折り紙を貼り付けた。

 

長い時間の作業、集中してやる三男と長女。飽きる二男。


「ここのうちに来るとボケ防止になる」と40代の友人。


「私も子どもができたらここに遊びに連れてこよう」
と20代の友人。


カラフルな立体物が家に吊るされた。

 

 

いつのまにか、

子どもたちが媒介となって、
家が開かれ、

人が集まり、

家と外がどんどんボーダーレスになっていく面白さ。


子ども達は自由に羽ばたいている。

私の心もどんどん自由に羽ばたいている。

 

 


翌日、木曜日。

 

私が朝から立ちくらみがして立ち上がれない。

近所の70代の元気なおばさまにヘルプを出して、幼稚園と保育園の送迎を手伝ってもらい、
幼稚園の長女のお弁当は四年生の二男がつくってくれた。

 

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その後、気合いで長女のお誕生日会へ。

 

二男が作ったお弁当、ちゃんとフォーク、はし、スプーン、ゴムバンド、ふりかけも付けてくれて、

 

長女も「ママよりお肉が柔らかいよ」と、焼肉と人参とふりかけご飯だけのお弁当を、

文句ひとつ言わないで食べてくれた。

 

人一倍、不器用でのんびりな二男は、
人一倍優しくて、彼が律儀につくって支度してくれたお弁当を見て泣きそうになった。

 

「○○ちゃん(長女)のママってもしかして幼稚園の先生?どこの先生?」

と一緒にお弁当を囲んでいた幼稚園の子から質問。


正確には違うけど、近いところにいたから、子どもの洞察力すごい。

 

 

少し寝れば治ると思ったけど、まだ頭痛がしてたので、

夕ご飯も、長男と二男がつくってくれた。

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途中夕ご飯つくり&夕ご飯で中断しながら、夜はまた兄妹4人でスマブラ

 


私はこのときの後ろ姿がなんとも好き。

コントロールが3個しかなくて、幼児の長女も入れてどう交代するかを、数日間ずっと話しながら、子ども達は試している。

 

勝った人が交代する、負けた人が交代する、今日は2番目に勝った人が交代する、になったそう。

 

「それなら長女ちゃんが負けても長女ちゃんが交代しなくていいし、わざと負ける人もいないでしょ」

 

 

異質協働は、異年齢で遊ぶからこそ。
ルールは決まったものではなくて、
柔軟につくりかえていけることを、子ども達は遊びの中から学んでいる。

 

 

大人が指示、命令を出さなくても、
子どもの気持ちに寄り添っていれば、
子どもはこちらにも寄り添ってくれる、最大限に工夫、努力してくれると感じた日。

【2018年振り返りと今年の抱負】

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新年あけましておめでとうございます!


お正月は皆さまいかがお過ごしでしたか?

我が家は夫の仕事休みは大晦日と三が日の4日間だけ、その短い休みも、代わりに年末正月明けの土日休みが3日間仕事で、更に子ども達は6人全員集合なので、休んでるのか休んでないのか分からない状況ですが、、、笑、


でも普段は幼稚園や保育園に行っている子達ともゆっくり過ごせて幸せな正月休みを過ごすことができました。

 

****

 

年末はずっとバタバタしていたので、正月に入ってようやく2018年の振り返りをしました。

 

2018年は、『多様な学びプロジェクト』では、

 

・学校外で学び育つ子ども達×好きを生きる大人の出会いの場、『まちのせんせいプロジェクト』を本格的にスタート。農業、プログラマー、ファッションデザイナー、コピーライター、ニットデザイナー、革作家、カフェオーナー、ボードゲームの会などたくさんの方の協力を得ることができました。

 

・埼玉大の学生さん達をファシリテーターに、街を舞台にしたプロジェクトベースドラーニングの「コドモギルド」を2期、行いました。(副代表・萩原さん)

 

・田原真人さん主催の「自己組織化する学校」と共催で『オンライン未来の教室SDGsを学ぶ』を夏と秋に2期行いました。

 

・上記の「学校外で学び育つ子ども達」の学び場には、延べで約200人以上の子達が参加してくれました。

 

・2月に行われた「多様な学び実践研究フォーラム(多様な学び保障法を実現する会・NPO法人フリースクール全国ネットワーク主催)」に初めて参加、ブース出展をして、そこで初めて缶バッジ販売もしました。

とても好評で、用意していた90個が2日間でほとんど売り切れることに。オルタナティブ教育、フリースクール関係のたくさんの方に知ってもらうきっかけもいただきました。

 

・3月に行われた「教育・学びの未来を創造する教育長・校長プラットフォーム」に招待いただいて、先進的な教育長や校長の実践例を伺う機会を得ただけでなく、ピッチの機会も得られ、「多様な学びプロジェクト」を紹介することができました。

 

・『社会起業家塾』の予選に選ばれ、5月から継続的に副代表の萩原さんと学んできました。残念ながら最後の本選には選ばれませんでしたが、事業を背景課題からミッションまで構造的に見直す、統計資料を使うなど、たくさんの学びを得ました。そこで出た課題でオンラインアンケートを行い、5日間という短い期間で100人の子ども達からの意見を聞くことが出来ました。

 

・8月にNHK、『週刊女性』、「タウンニュース(川崎市宮前区版)」に『多様な学びプロジェクト』を取り上げていただきました。ホームページもでき、ステッカー500枚無料キャンペーンもスタート。東小金井の野外フリースクール「こちゃっこい」の下津彩子さんが運営メンバーに参加、発送作業やマッピングなどをやってくれることになりました。

 

4ヶ月間で北海道から沖縄まで20都道府県、80カ所以上の止まり木が生まれました!


プレーパーク、児童館、子ども食堂、コワーキングプレース、農園、教室、工作倶楽部、保育園、親の会、無料塾、お寺、カフェ、ギターショップ、フリースクールオルタナティブスクールなど、、、多彩な場が「学校外で学び育つ子ども達が平日昼間に立ち寄れる場」として登録してくださいました!

 

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2018年、プライベートでは、


・4月に第6子を出産。社会起業家塾も生後2ヶ月の第6子と参加。許容してくださった皆さんと、どこに行っても大人しくいてくれる第6子と、協力してくれる家族のおかげで活動を続けてこれました。

 

・小学生組とはホームスクーリング、ハイブリッドスクーリングを継続中。家では料理や実験、てづくり算数、など。家だけでなく、まちのせんせいやオンライン、プレーパーク、森林公園、川など様々な体験を一緒に楽しみました。

 

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この1年を振り返ってみると、場面場面では進んでいないように見えても「縁と努力でたくさんの種を蒔いた」1年だったなぁと思いました。

 

あらためて、関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました。

 

『多様な学びプロジェクト』が1年でここまで進んでこれたのはひとえに皆さんのおかげです。

 

またこの1年で不登校の子達に取り巻く社会の空気も変わってきたように感じています。私たちがその小さな一助になっていたとしたら嬉しいです。

 

****

 

不登校14万人時代に入った今年2019年は、「良い循環で次々と味方が現れて圧倒的に進んだ」1年にしたいなと思っています。

 

どこに生まれても、どこに住んでも、どの子にとっても、
その子のそのままが肯定され、自分自身を休ませ、また成長させる居場所が得られるように。

 

引き続きよろしくお願いしまーす!

 

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ミニクラファンを始めてます↓

一口500円〜ファーストステップ目標2万円!師走の忙しい時期に時間をとって、寄付やシェアしてくれた人の顔が浮かんで、とっっても嬉しかったです^_^ ありがとうございます😊❣️

 

頂いたお金は「多様な学びプロジェクト」のフライヤー印刷と各地への郵送代にあてます。

 

まだ目標金額に達していません!
良かったらよろしくお願いしまーす!
1万、5万、10万以上の大口寄付ももちろん(笑)歓迎でーす(^^)❣️

https://www.facebook.com/169716800109302/posts/330382354042745/

自分でつくる〜マイデスク作り〜

机、完成しました!

さっそく二男のアイロンビーズ台として活用中。

 


はじめ、「(場所の取り合いで)喧嘩するから机つくろう」と私が言ったときの、

ぽかーんとした子ども達の顔が忘れられません笑。

 


え???

今???

そんな理由で???

 


「うん。あるもので作っちゃおう」

 


ということで、前の家で棚板だった材を3枚並べて机の天板に。

 


でも、別に技術力があるわけじゃないから、

最初完成したものはグラグラで、

どうしてかな〜?と考えて作り直して、

次は使えるものが出来ました!

 

これこそクリエイティブラーニング?


次はダイニングテーブルをつくってみたいのですが。

出来るかなぁ。

 

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心と心の響き合う時間

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《イコマ少年団》と題して、年齢のさまざまなな友人達が月に一度、我が家の子達をあちこちに連れて行ってくれたり、実験しに来てくれます。

 


先週土曜日は久しぶりに私も参加。

赤ちゃん達を夫に預けて、長女、三男、友人と、ムササビを見に高尾山へ行ってきました。

 


幼児の長女もいるので登山はしないで行きはリフトで、帰りはケーブルカーで。

 

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リフト、高所恐怖症気味の私は怖くてたまらない〜💦

 


でも紅葉の美しさに目を奪われました。

 

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12年弱の間に6人の子を産み、ゆっくり紅葉狩りのような観光はしてこなかった私にとっては、久しぶりの観光のような旅。

 


ムササビの巣がある薬王院までの散策も気持ち良く。

 

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肝心のムササビは、日の入りから30分頃が1番見やすいらしく、観察会の人に混じって寒さをこらえてじっと待機。

 


親子三匹、同じ巣穴から連続で飛んでくれました!これはかなりのラッキーデイだったそう。

 


ナイトスコープを持ってきてくれた方も見させてくださって、巣穴からチョコンと出たムササビの顔も可愛かった^_^

 


帰りは日本一急勾配のケーブルカーにもギリギリ間に合って、乗って帰ることができました。

 

 

我が家の3番目4番目になる、三男、長女との時間。いつのまにか上の2人は思春期に入り母親になる私とは行動しなくなり、下の赤ちゃんたちも預けて、真ん中の2人と大切な時間を過ごすことができました。

 


我が家を『有機的』とよぶ友人もいれば、

子育ては10歳までであとは見守るだけだと教えてくれる友人もいて、

 


思春期になった上の子たちから感じるのは、本当に一瞬で貴重なこの時間。

 

 

電車の中でもしりとりや手遊びで遊び、笑い合い、その心と心の響き合う時間が、

《ムササビの滑空》と共に心に残る1日になりました。

 

 

心と心が響き合った時間。

 

 

私が子ども達に残したいのは、

お金よりも、知識よりも、知恵よりも、それら生きる術よりももっと原始的な、

子ども達が子ども時代を振り返ったときに感じられる、

そんな時間の記憶なのかもしれません。

学校の先生と不登校、我が家の場合

現在小6の長男が入学する予定の中学校に、今年5月頃に挨拶に行きました。

 

今のところ中学校に通う意思は本人は無いこと、

親としても家庭をベースに学ぶホームスクーリングで彼を支えていこうと思っていること、

学校を否定はしていないので、情報をもらえたら助かるし、

本人が望めば部分的に参加できればありがたい、などなど。

 


そこで話の流れから、先生達も「不登校」がクラスから出ると自分を責めるし、保護者からも他のクラスの担任と比べて先生の努力が足りていない、、、のような目線を感じると聞いて、

 


「あー、保護者も先生も、責める、防衛する、の意識が辛いんだなぁ」と感じました。

 

 

そこで、
「親も、子どもが『不登校』になると、まずは自分の子育てを責めるんですよ。

でもそれって、誰にとっても得じゃないですよね。

 

今せっかく、こんなに本音で話せているのだから、
私と先生との間では責め合わずに、

一緒に子育てする『パートナー』として協力していきませんか?

 


私は家で子どもの成長が感じられたなというエピソードを先生にお話しします。

先生からは、もし学校に行ったら、そこで見えた成長を教えてもらって、

そうやって複層的に子どもを見る、

成長を喜び合う、子育てパートナーになっていきたいんです。」

 


私からそんな話をして、先生ともそれでいきましょうと合意がとれて別れました。

 

なぜこれを書いているかというと、

こんなニュース記事を今朝読んだから。

増加する小中学生の不登校 「死にたい」とまで思う教師たちの現状 - ライブドアニュース

 

全国で14万人以上、

中学校では、クラスに1人は不登校生徒がいる時代。

 

誰がなってもおかしくない出現率です。

けれどサポートもフォローもまだまだ足りていない現在。

 

 

どんな子でも、学校以外のどこで学んでも、豊かな子ども時代が過ごせるように。

 

その為に大人が責め合うところから抜けて、協力しながら子ども達が幸せな社会に一歩ずつでもしていきたいなぁと思った次第。

 

多様な学びプロジェクト | 街全体を学びの場へ

 

 

給食ないから毎日お弁当生活。

プチトマトとブロッコリーが顔に見えて、なんちゃってキャラ弁⁉︎笑

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いろんな学びの形

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昨日はプレーパークで土器作り。(二男が粘土を山から見つけてきたので)

 


縄文時代みたいに、練った土をヘビにして器を作るぞーってやってみたけど、

プツプツ切れて、小さな手のひらサイズの器しか作れない。

 


縄文時代の人は凄いなぁ、かなわないなぁ」と私が呟いたら、

二男が、

「現代人は飛行機が作れるよ!」

 


私「うん、でもママ、飛行機も作れないし。」

二男「、、、。

でも縄文時代の人が本当に作ったのかな?」

私「みんなが作れたかという話?」

 


得意な人が作ったのかなぁ、なんて話をし、しばらくして、

 


「ママ知ってる?弥生時代はね、縄文時代よりもっと薄くて、壊れない土器を作ってたんだよ!」

 


私「へー。そうなんだ!どんぐり煮ちゃうんだよね。重いのにね。凄いよね。

ママ達、縄文土器にも辿りついてないのに、どうやって作ったんだろうね?」

二男「うーん」

 


良いことを教えてくれたお返しに、

土器は灰や炭に埋めて焼くと黒くなりにくいよ、と、二男に教えてあげた。

 


知識の交換。

 


焼きあがった土器は、きれいなテラコッタ色で軽かった。

 

 

 

二男「軽い!」

 


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三男は前日からカレーを作るぞ!

と自分で食器や飯盒や材料を準備して、朝から出かけて行ったのに、

 


2時ごろ私たちが着いたときは、

鍋いっぱいに入った薄いカレーを煮詰めようとし、

側には冷えて、上まで焦げた飯盒のご飯が手付かずで置かれていた。

 


頑張って煮詰めて、結局、3時ごろに遅い昼食。

 


「最後がね、とにかく大変だった。」

 


カレーを食べながら、疲れた顔で答えてくれた。

 


でもかまどの周りの人にも振る舞って、美味しいと食べてもらって。

(三男のかまど友達(大人)も紹介してもらった笑。)

 


帰りには「次はシチューを作るぞ!」と決めていた。

 

 

 

毎日遊んでばかりいる我が家の子たち。

 


でもネチャネチャの泥の感触、焚き火の匂いと炭の明るさ、焼きあがった土器の色、それを持った軽さ、薄いカレーの味、お焦げのついたご飯の味、振る舞った相手の笑顔、

それらの体験は忘れない。

 


実際にやるからこそ、知識がハテナに変わっていく。

 


いろんな学びの形があるんだな、と、私も知る。