【代表コラム】商店の私たちに何ができるんでしょう?
先日、ご縁をいただいて、あるアウトドアメーカーの広報の方とお会いしてきました。
その中で、「商店の私たちに何ができるんでしょう?」という質問をいただきました。
私たちがお答えしたのは、
「ステッカーを貼ってくださいとお願いしても、
特別に何かをしてほしいというわけではないんです。
お店の方には、いままで通り、いつも通りでいてくださるのが一番いいと思っています。
ただ、平日の昼間、学校のある時間帯にお子さんが親御さんと来店したり、
高校生くらいの子が1人で来店した時に、
『あれ?今日、学校は?』
と何気なく聞かれた言葉が、
学校に行っていない子達にとっては辛いときもあるし、
そういう声かけが嫌で家から外に出るのが億劫になる子もいるので、
来店したときに普通に接してもらえる場所なんだとわかるだけで、
安心できるんです。それだけでいいんです」
とお話しました。
また、
「実際のところ、ステッカーを貼ったからといって、
みなさんが心配されるほど、
子ども達がたくさん来るということは今までのところはあまりないです。
ただ、地域のなかでこういう子ども達を認めてくれる大人がいる、
それだけで親御さんや子ども達の、心の安心感が違うんです。」
「私たちがやっている『まちの先生』も、
どうしてこういうことをやっているかというと、学校に行っていない子たちは、
将来のことをとても考えています。
先のことを考えて考えて、考えすぎて、不安になる子たちもいます。
昔は地域の中に、大工さんや八百屋さん、魚屋さん、
『働く大人の背中』が子ども達には見えました。
多様な働き方や生き方が、地域の中に、
子ども達に見える姿でありました。
今は、『働く大人の背中』が子ども達に見えづらくなっています。
『好きなことを仕事にしている』
そんな地域の大人の人と出会う中で、
『仕事って楽しそうだな』
『わたしも好きなことを仕事にするために、どんなことができるかな?』
そんな風に未来がワクワクできるような、
そんな大人との出会いを作りたいなと思っています。
アウトドアメーカーの皆さんは、
アウトドアが好きでお仕事をされている人たちですよね。
ステッカーやまちの先生をきっかけに、
自然を愛する皆さんとの出会いが作れたらいいなと思っています。」
そんなお話をさせていただきました。
「何か特別なことをしないといけないと思っていたけど、
その程度でいいんですね。
出来ることがあるか、社内で検討してみます。」
そんな風に仰っていただけました^^。
こんな風に思っていらっしゃる方も多いだろうなと思ったので、
先日のエピソードを紹介しました。
お伺いしたアウトドアメーカーさんとお話していて、
好きを仕事にされている方達の、実直に、コツコツと取り組まれる姿勢にわたし自身、とても学ばせていただきました。今回の出会いがどう繋がっていくのかは分かりませんが、いつもお会いする方達からたくさん学ばせていただいて、それ自体がとてもありがたいことだなーと思っています。
今、「多様な学びプロジェクト」のフライヤーの在庫が切れているので、
皆様にお待たせしてしまって申し訳ないんですが、
年明けに発送できたらと思っています。
先日は関西からフライヤーのPDFのお問い合わせと、
関西でも拡げたいという声をいただきました。
大変嬉しいです。ありがとうございます。
<多様な学びプロジェクトについて>
◎私たちは、学校外で学び育つ子ども達が、平日学校のある時間に立ち寄れる施設やお店にステッカーを貼っていただく活動をしています。
応援する気持ちの表明だけでもOKです。
貼ってくださるお店や施設の方からのご連絡、随時お待ちしております!
futuredesign15@gmail.com
これまでのお店・施設実例はこちら→http://futuredesign15.hatenablog.com/archive/category/ロゴステッカー実例
◎町から学ぼう、町へ学ぼう。まちに住む「好きを生きる」大人と「学校外で学ぶ子」を掛け合わせてみたら?きっと面白い学びが生まれる!
「まちの先生プロジェクト」も随時行っています。
これまでのまちの先生報告はこちら
→http://futuredesign15.hatenablog.com/archive/category/まちの先生活動報告
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