生活の中で算数を学ぶ
ホームスクリングには色々なやり方があるそうです。
我が家はちゃんとしたお勉強の時間はあまり取らず(取れず?)、生活のなか、遊びの中で学ぶことを大切にしつつ、やっています。
そんな我が家の昨日は。
朝ごはんのメロンから分数
朝ごはんは、メロンでした。
食べ終わった皮を見て、小1の三男が「これって何個?1個?」と聞いたので、
「これは一個を8つに分けたから8分の1個っていうんだよ」
「じゃあ、ふたつになると何個になるかな?
8分の、、、」
「 2個?」「そう!」
「じゃあこれを、くっつけて1つに戻してみようか。
これは何個になるかな?
ヒントは、切る前は、メロンは4つに分かれてたよ
何分の1個で教えてね」
「4分の1?」
「そうそう!じゃあまた8分の1個に戻して、これは何分の何個になる?」
「8分の3!」
「そうそう、じゃあこれは?」
「8分の4!」
「じゃあまたくっつけてみて、これは何分の何個かな?」
「???」
「この大きさで4分の1だったよね。2つだと?」
「分かった!4分の2!」
「うん。じゃあ、全部くっつけて1つにすると、何分の何個になる?
ヒントは、、、元のメロンの半分の大きさだよ」
「うーーーん」
「ホワイトボードに書いてあげるね。半分ってことは2つに分けたんだよ」
途中で二男(小3)も入ってきて、「0.5だね」と分かりづらいヒントを出していました(^_^;)。
三男「2分の1?」
私「そうそう!ケーキとかでも出来るからまた今度やってみてねー」
この方法、ピザやケーキ、カステラなど、切れる食べ物だったらなんでもできます。
昔私が家庭教師をしていたときにも、この方法で中学生にも教えたことがありました。
『分数』って理解できると簡単だけど、分からないと中学生や高校生でも分からない子達がいます。一斉授業だと分からないままに学年が上がってしまって、そのまま「算数嫌い」になってしまうこともあるんですね。
そのときは家庭教師の時間に出されたおやつのカステラで教えたら「なーんだ」と当時中学生だった子が言っていました。
実際に切ることが出来るので、かけ算や割り算の応用もできます^^。
雷雨から2桁以上のかけ算
その後、急に激しい雷雨になった昨日の午後。
小3の二男が帰ってこないので心配していたら、家の前で雷が光ってから何秒か数えてたそうです(^_^;)。
そこで、ついでに算数の勉強も兼ねて距離を出しました。
「光ってから音が出るまで3秒だった」と二男が言うので、
最初に光の距離を調べた私←(^_^;)。
「それはわかるよ。1秒間に地球7周半だよ」と後ろから二男。
私「え?じゃあ3秒で地球を何周もしちゃうじゃん!」
二男「ママ、光ってから音がなるまでの距離を調べないと」
私「あ!そうか(^_^;)」←天然。
光ってから音がなるまでは秒速340メートルと分かったので、どうやって計算するか二男に聞いてみたら、「うーん、かけ算?割り算?」。
曖昧だったので、ホワイトボードに書いてみました。
絵で見ると、「あ、かけ算か」
筆算のやり方も一緒に教えて答えを出すと、「大体1キロなんだね」と二男。
「あーそうだね、3秒しないってことは1キロ以内ってことだから結構近いね」
一緒に単位の勉強にもなりました。
好きなことから伸ばしていく
小1の秋に「自分には必要ないところだと分かった」と言い、ほとんど学校に通わず、ホームスクーリングで育っている長男だけでなく、現在小3の二男も、聴覚の過敏さを持っていて、長時間集団で勉強するのが辛いようです。そのため、彼が学校で受けているのは社会科や理科、体育、図工なんかの体験活動が主で、国語や算数の授業は学校ではあまり受けられていません。
ところが先日の個人面談で担任の先生から、「二男さんの算数ってお母様が教えられてるんですか?」と聞かれました。
「そんなには教えられていないです、、、」と答えたら、
「単位や時間、よく理解しているのでおうちでやってるのかと思いました」と。
家でやっているのは二男の苦手な計算が主で、先生が仰っていた単元はやっていませんでした。
二男に聞いてみると、「センチメートル」や「メートル」なんかの『単位』の学習は、大好きな昆虫や恐竜の『図鑑』から、「万より大きな数」の単元も、恐竜が生きていた時代から理解したそうです。
二男は書くことがとても苦手で、教える私の方も試行錯誤の小学校1、2年生を過ごしていましたが、好きなことから伸びていくと、苦手な方にも波及していくんだな、と嬉しい振り返りができました。
おまけ
朝ごはんは長男が作ってくれたフィリングで卵サンドイッチ。粒マスタードがきいていました!
さりげなく庭の葉っぱをのせた三男のおやつのパフェが可愛くて。