【ロゴステッカー実例】好きを究める力/ホームスクーラーウェルカムのものづくり教室
前回のNPO法人くりの木さんと同じ日、同じく横浜市都筑区、こちらは駅に近く、デパートやショッピングモールが乱立するセンター南駅近くのビルの中にある、あるものづくり教室にお邪魔してきました。
一風変わったものづくり教室。そのきっかけは2人の子どものホームスクーリングからだった。
ピカソものデザインラボ
主宰されているのは、山崎誠さん。
ご自身の2人のお子さんのホームスクーリングをきっかけに、
発達凹凸の子どもの才能や能力を、その子にあった独自なカリキュラムを作って専門的に伸ばせる環境づくりを、と、
社会起業大学の「ソーシャルビジネスグランプリ」でグランプリ受賞したアイデアをきっかけに、
「NPO法人ギフターラボ」を立ち上げられました。
ギフターラボでは年に2回のイベントを開催。
木工、ダンス、音楽、絵画、プログラミングなど、様々あるプログラムを、子ども達が自分で時間割を組み立てて体験できます。
「自分の好きや夢中」〜オンリーワンを発見するイベントと銘打って行ってこられたそうです。
私も1度参加しましたが、子ども1人につきボランティアの大人の方が何人もつく贅沢なイベント。山崎さんの人脈の広さと、理念に共感する方たちの多さに驚きました。
1日だけの体験ではもったいない。子どもの「好きと得意」を究められるものづくり教室を。
「ギフターラボ」でのイベントには、1日だけのスクールに日本全国からの参加があったことで社会的ニーズを実感。
「1日だけのイベントだけでなく、もっと深められる場所を」と感じた山崎さんは、
思いきって20年以上勤務されていた大手エンジニア会社を退職し、
横浜の地に子ども達が定期的に通えるオーダーメイドなものづくり研究室「ピカソものデザインラボ」を開かれました。
実は今年11歳になったばかりの我が家の長男もここに通う研究生。
・ロボット製作とプログラミング、両方を習いたい。
・決まったカリキュラムではなくて、自分の作りたいものを作りたい。
・人づきあいは苦手だから少人数のところがいい。
ワガママ過ぎる要望に全て応えてくれたのが、ここでした。
ビルの一室だというのに、
床は無垢の杉板、
壁は漆喰、
大工さん手造りのキッチンと、
トイレの洗面台にもこだわりを感じるインテリア。
そこにデスクトップのパソコンが置かれた大きなテーブルがあり、
環境にも山崎さん流のこだわりがあります。
壁面には、3Dプリンターなど、
ものづくり教室ならではの設備も置かれています。
「これをつくりたい!」と思ったら、子ども自らCADを使って設計したものを、
ここで出力することも可能。
講師は企業OBや大学で教えているエンジニア。
うちの長男は、ハンダ付けなどの電子工作をここではじめてやり、
ロボットの基盤や外観をCADで設計、
作ったロボットを操作するプログラミングも習っていました。
まさに「オーダーメイドなものづくり教室」。
最後に山崎さんからメッセージを頂きました。
「ホームスクーラーの方
“好き・得意”をつくれる場所です!
いつでもご相談ください」
「子どもは誰でも芸術家だ。
問題は、大人になっても芸術家でいられるかどうかだ。」 パブロ・ピカソ
ピカソものデザインラボの名前の由来はこのパブロ・ピカソの言葉からだったそうです。
子ども達が誰でももつ創造性を仕事に就くまで絶やさないようにすること。
それが山崎さんの使命だそうです。
もちろん平日昼の受講も可能です。
これから、週に1日程度ホームスクーラーが気軽に来られる「フリータイム」も検討中だとのこと。
気になった方は是非アクセスしてみてください。
また、塾や教室などに「多様な学びプロジェクト」ロゴステッカーを貼りたいという方からの連絡もお待ちしています!
futuredesign15gmail.comまで。