【ホームスクリーング記録】民家園で正月遊びと子どもの認知能力と環境、内発的動機づけへの考察
昨日は生田緑地の日本民家園の正月遊びの会へ行ってきました。
日本民家園は、本物の日本の古民家を集めた『野外博物館』。
日本の伝統の風習のイベントも、よく企画されています。
昨日は午前中に獅子舞を見たあと、
館内の企画展示を見て、
午後の南京玉すだれと、正月遊びの企画へ。
前に神社で見た時もそうだったけど、
女性の舞いがかなり長かったです。
地域的なものなんでしょうか?
企画展は日本古来の『結ぶ』を集めていました。
偶然学芸員さんにお会いして直接色々聞いている子ども達。
小さな古民家が屋内に作られていました。
古色塗りと言って、新しい材木に柿渋を塗ったり、傷をつけて古く見せているんだとか。全然そうは見えずびっくり!
午後の南京玉すだれ。
この後体験が出来ました。
正月遊びは竹の缶ぽっくり、コマ、羽子板、めんこ、
室内では、福笑い、だるま落とし、紐くじ、百人一首など。
三男はひたすらコマを回し、
二男はひたすらメンコをひっくり返そうと粘ってました。最後はひっくり返せたそうです。
午後はとにかく寒かった!
日本民家園、
我が家は年に何回かは行くけど子ども達は毎回違う発見があるようです。
この日は、水車小屋や鹿威しに興味を持った小学生組。
熱心に観察して、仕組みを私に解説してくれました。
初めて来たときも声はかけたけど、その子にとっての認知能力が合ってはじめて「気づく」んだなぁと、私も発見がありました。
以前モンテッソーリのエレメンタリースクールにお邪魔したとき、
『教具』という具体物が教室の中に『環境』として置かれていて、
それを自分が決めて使うことで、
子ども達自身が知を『発見』することを大切にしていると伺って、
子ども自身の認知能力、環境、発見、内発的な動機づけによる知への探究のスパイラルの関係性が見えて、
興奮したことがありましたが、
9歳の二男は水車小屋についても、
ずっと観察した後に、
『何のためにこれがあるのかな?』
水車小屋の目的について私に聞いてきました。
「なんでだと思う?」と聞いてみると、
『中にたくさんの歯車があったから、
それが水車を回してると思うんだけど、、、』と、
始めは小屋の中の何かの動力が水車に伝わって、水車が回っていると思った二男。
なるほど〜今は電力が当たり前にあるからお家の中に何かの動力があると思ったのか!
私は1歳の四男の相手もあって、丁寧に付き合えなかったので、
(本当は一緒に現地に行けたらよかったんですが)、
「あのね、逆でさ、水車は川にあったでしょ。
あの川の水の動きで動いてるんだよ。
あの鹿威しと一緒だね」と伝えると、
『そっか。じゃあ何でああなのかな?
歯車を回して、ドスンドスンて、、、。』
仕組みを思い出している様子。
『お米とか?
稲をついて、お米をつくっているのかな?』
と、新しい予測を立てていました。
二男とは、去年一年かけて田んぼでお米を育ててきたので、
その体験が知識になって、
新しい体験に出会ったときに予測する力になって繋がっているんだなと、
それを聞いて私も嬉しくなりました。
こちらがテーマ設定をして、
1、2ヶ月くらい集中して1つのテーマを探究していくのも良いですが、
こんな風に年がかりで環境だけ用意して、
その中で子ども自身が自分で気づいて発見した中で深めていくのも、
ホームスクーリングの面白さです。
次は二男と水車を作ってみようかな。
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