映画で学ぶ
家庭での学びの良さは柔軟性や教材に縛りがないこと。
ともすれば計画性や一貫性の無さに繋がってしまう部分でもあるけれど、
最近は子ども達と同じ映像作品を楽しめるようになってきました。
今日観たのは『杉原千畝』
画像お借りしました。
『杉原千畝 スギハラチウネ』は、2015年の日本映画。第二次世界大戦中、ナチスによる迫害から逃れるユダヤ人のために独断で日本通過のヴィザを発行して、6,000人あまりのユダヤ人を救った外交官・杉原千畝の生涯を描いた作品。ポーランドで9月13日から11月上旬まで約2か月にわたりロケが行なわれた。
(ウィキペディアより)
2015年公開とあって、近所のレンタルショップで安く借りることが出来ました。
観始めると、予想に反して北満州からのシーンで始まり、
思っていた『感動もの』とは違う冷静なタッチの映画でした。
小学生のうちの子ども達には背景の知識がほとんど無いので、
横で私が当時の情勢の解説を入れながら、
地球儀や『マップス』で場所や距離を確認しながらの鑑賞。
1年生の三男は話を追うことに疲れてしまったようですが、
3年生の二男は面白かったそう。
三男も1年生なりに
「戦争は嫌だけど避けられないんだ」と、
「どうしてユダヤ人は何もしていないのにやられる(差別される)のか。
土地があるかじゃなくて、どれだけ、その人が優しいかだよね」
と、語っていました。
個人の意思とは違う流れで、戦争になるとそれだけ大きな力が働くということが伝わったよう。
家族でディスカッションでは、
戦争が始まる前に止められるといいんだろうね、
という話も。
出エジプトから中東戦争までもざっと私が話せる範囲で話しました。
二男の感想は、
「千畝だけじゃなくて、船に乗せた人も凄い」
「アメリカと戦争が起きる、負けるって予言してたのが凄い」
という感想。
史実とは違うのかもしれないけど、
千畝が当時の世界情勢を冷静に分析して先を予測し、上部に伝えるシーンは私ものめり込んで観てしまいました。
「知」があって、「情」が通せる。
そんなことを感じた映画でした。
同じ日に子ども達は『ズートピア』も観ていました。
画像お借りしました
こちらも差別やマイノリティについて考える映画。
「なんだってなれるが大事」
三男の感想でした。
いろんな話に広がった映画タイムでした。
またやりたいです(^^)。