FUTURE DESIGN 未来をデザインする

『多様な学びプロジェクト』代表ブログ/ホームスクーリング実践記録

【ホームスクーリング記録】チョコレートの探究学習 2019 (2)ゴディバチョコを買って食べ比べてみるの巻

前回の続きです。

 

「高いチョコレートと安いチョコレート、違いはなんだろう?」

 

という疑問を立てた子ども達。

 

子ども達の仮説は、

●カカオが高くていいカカオ

●作る機械が高性能

●イチゴが入ってるとか、作り方にこだわりがある

●牛乳が生!(←脱脂粉乳とかではない、という意味らしい)

という仮説でした。

 

そこで、

「高いチョコレートを実際に食べてみよう!なんならお店の人に質問してみよう!」と、早速翌日、買いにいくことにしました。

 

 

実際に高いチョコレートを買いに行く。お店の人にも高い理由を聞いてみる。

 

たまたま翌日は、二男(10歳)が駅ビルの中にある市民館の大ホールで、太鼓の演奏を披露する学校の行事に参加したので、終了してからデパ地下のチョコレート売り場に行くことにしました。

 

 

本当は二男も一緒に買いに行く予定だったんですが、学校の友達と学校に帰る、ということで二男とは別れて、三男(7歳)と私でチョコレート売り場へ。

 

f:id:futuredesign15:20190208163204j:image

 

時間がなかったので、ササっとチョコレートといえばゴディバ、ということでゴディバへ行きました。


f:id:futuredesign15:20190208163156j:image

 

「4個しか入ってないのにこんな値段なんだ!」


f:id:futuredesign15:20190208163243j:image

トリュフ4粒3500円也。ドーム型のケース代もあるような、、、。

 

ゴディバの向かいはフーシェ

1粒1粒が惑星に模せられた、球型の惑星チョコ、可愛い💕

f:id:futuredesign15:20190208163300j:image

 

さて、トリュフを何粒か買う予定だったんですが、

セット売りしかなかったので、

三男と相談してカカオのパーセンテージが違う4種類の板チョコの、【カカオ85パーセント】と【カカオ30パーセント(ミルク入り)】の2つを買って食べ比べることにしました。


f:id:futuredesign15:20190208215552j:image

こちらは5枚入りで税抜550円でこの中ではお得感も。

 

そして。

買い物ついでに1つだけ(それくらいならお店の人の邪魔にならないかな?と)質問をさせてもらいました。

 

私「いまチョコレートの探究学習をしているんですが、1つだけ質問させて頂いてもいいですか?」

 

お店の人「エライね〜いいですよ(^^)」

←優しくてホッとする

 

三男(かなり緊張して、、、)「高さの秘密はなんですか?」

私「チョコレートの値段の違い、高さの理由はどういう理由なんでしょうか?」

 

お店の人「高さの理由ですね。

まずはカカオの量が違うんです。安いチョコレートは、よく読むと、原材料の最初に、砂糖が書いてあるんです。

 

でもゴディバのチョコレートは最初にカカオが書いてあります。

それだけ沢山カカオが入っているんですよ。

 

そしてカカオ本来の油脂だから、口どけの滑らかなチョコレートになるんです。

 

それと使っているカカオも、ベルギーで選り分けた厳選したカカオを使っているんですよ」

 

売り場の方が意外にも詳しく教えてくださって、

おぉー、子ども達の「カカオ豆が違う」の部分の仮説が当たった!と三男とひと興奮。

 

もっと色々聞いてみたいところでしたが、混み始めてきたのでグッと我慢して、売り場を後にしました。

 

 

図書館で本もいろいろ借りてみる

チョコレートの歴史も調べたい!」と三男からの希望で、帰り道に、普段はなかなか行けない大きな市立図書館も寄って、チョコレートの本も借りてみました。

 

f:id:futuredesign15:20190208163405p:image

 

館内の検索機を使うと、すぐに見つけられました。さすが大きな図書館だったので、色々見つけることができました。

 

 

食べ比べてみた

さて、帰ってから、赤ちゃん2人を除く、兄弟4人と私で、ゴディバ2枚と、二男がたまたまもらってきた「五円チョコ」と明治のチョコレートを食べ比べてみることにしました。

 

まず、カカオ85パーセントのダークチョコレート

f:id:futuredesign15:20190208163624j:image

 

まず、「香りが凄い!」という声。

 

食べてからは、苦ーい!という声が6歳の長女から。

二男も渋ーい表情。

長男(12歳)は、「ちょっと食べただけで身体が熱くなってくるなぁ」

 

でも、買ってきた三男は「うん苦いけど美味しい、、、と思う、、、うまみを感じる、、、」

 

しばらく味わった二男から、

「苦味だけじゃなく酸っぱみも感じる」

と声が出て、

「ホントだ、酸っぱいね」「発酵食品だからじゃない?」「そうだ、チョコレートは発酵食品だったよね」と子ども達は新たな仮説を立てていました。

 

私も食べてみましたが、

苦味は大人好みで美味しく感じました。

 

そしてとろけ方が確かに違う。

口の中でゆっくりと溶けていく感じが、

三男が言うように、「うまみ」のようにも感じます。

これがお店の人が言ってた、カカオのあぶらと、植物油脂の違い、、、?

 

 

次はカカオ30パーセントのミルクチョコレート。

f:id:futuredesign15:20190208163610j:image

 

 

(余談ですが、○パーセントは算数だし、温めて溶ける、冷やすと固まる、は理科だし、国調べは地理、歴史、と事前に色々な教科の知識に繋がっていくことに気づかされました)

 

「わーい!こっちは安いチョコみたいに美味しい!」

←6歳長女の名言(笑)

 

どうも、彼女には苦いチョコレートはお口に合わなかったみたいです(笑)。

 

こちらはみんな美味しいと言ってたけど、最初にダークチョコレートを食べたせいか、私にはちょっぴり物足りなく感じました。

 

 

次に五円チョコ(写真なし💦)

食べる順番がバラバラでみんなで講評はできなかったけど、

口溶けの早さや香りの人工的な感じなど、食べ比べてみると、たしかに違いを感じました。

 

一度美味しいチョコレートを知ってしまうと、しばらくやめられなくなりそうなくらい、たしかに違いを感じました。

 

 

高いチョコレートが高い理由はカカオの量や質だけなのか?

 

ところでここで、

実際に食べてみたけど、高い理由はカカオだけなのか?」という話になりました。

 

●工場と、職人さんが手でつくるのでも違いそう。ゴディバは工場で作ってるんじゃない?職人さんから話を聞きたい。

フェアトレードは高いらしい。

フェアトレードって何?

●ベルギーから輸入って書いてあるから輸送費もかかってる?

 

そんな新たな疑問や感想が出てきました。

 

続く