心を育てる
昨日は川崎市子ども夢パークの「ゆめ横丁」建設初日。
私は子ども達を朝に車で送って、午前中は川崎市の不登校やひきこもりの親の会の連絡会へ。
それぞれ背景や事情、考え方も微妙に違い、率直な意見が出されつつ、それでも話はまとまって、「川崎版の不登校・ひきこもり親の会MAP」を出すことと、
会の名前が「かわさき不登校・ひきこもり親の会ネットワーク」に決まりました。
1人ひとりの力は小さいけど、繋がると大きな力になってくる!を実感しました。
写真は市内で親向けセミナーなどを開催しているびーんずネットさん製作のプロトタイプ版。
午後は四男、五男がお世話になっている保育園の講演会へ。
「森のようちえんピッコロ」の「子どもを信じて待つ保育」を園長の中島久美子さんが話してくださいました。
ありのままの自分を受けとめてもらった子ども達は、「何かを出来ても、出来なくても、自分は自分でいい」という『自己肯定感』が育つ。
親は何かを「出来る」ようにして自信を育てようとするけど、その自信は脆い、という話。
「心と頭の両方の自分で話すんだよ。○○くんは今、心を使ってない、頭しか使ってないね」と友達に指摘されて、「心、心、僕の心が見えない」
とポツリと泣いた子の話が心に響きました。
○感情に良し悪しをつけない
○まずは子どもの気持ちを受けとめる
○失敗は悪いことではない
○観察しながら待ってみる
○根っこを育てる
出来ているかどうかは別として、
私が普段子ども達と付き合うときに意識していることと、
中島さんの言葉が似ているなぁと感じました。
さて、講座が終わって、とっぷり日も暮れる頃に、子ども達のお迎え。
「見て見て〜!」
と、お迎えに来た私を見つけた長女に手をグイグイ引かれて、建築中のお店が立ち並ぶ「横丁」へ。
中1長男、小5二男、小3三男と小4、小2のお友達兄弟のおでん屋グループはほとんどお店が完成。
小1長女、小3女の子と年長男児2人チームも柱が4本建っていました。
聞くと、長女たちのお店は、三男が自分たちのお店をだいたいつくり上げてから、手伝いに入ったんだそう。
三男も、昔、自分たちでお店が建てられなくて、ある年は中学生の通りすがりのお姉さん、またある年は4歳年上の長男に助けてもらったのを覚えていて、次は自然と助ける側に回ったようです。
なんだか嬉しいエピソードでした。
翌朝、2人に聞いたら、
三男は、
「うちのグループは僕が1番下だからやることがなかったから手伝いに行ったの」
長女は、(私から、自分でやりたいとかはなかったの?と聞いたら、)
「出来ないなぁって思ってた時だから、
りっくんが助けに来てくれて、自分も頑張れたから良かった」
と話していました。
私が一緒にいなかった時間も、
そのときどう感じたかを後から聴くことで、
気持ちや価値観を共有することが出来るんだな、と思った日でもありました。
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