FUTURE DESIGN 未来をデザインする

『多様な学びプロジェクト』代表ブログ/ホームスクーリング実践記録

必要を感じた時に学ぶ下地

f:id:futuredesign15:20191104075935j:image

【前日トラブルいろいろ】


早々にお店を作り上げたと思ったら、やっぱりトラブル色々で笑。

 


1、おでんを煮込むカウンターの高さはカウンターをつくった長男サイズで、他の子たちがおでんをよそうには台の高さが高すぎることが判明。

 


踏み台つくる?→今から木で作るのは大変

カウンターを下げる?→それも難しい

土を盛る?→いやいや、、、

 


で、結局、長男1人が厨房係りをやると決めていました。

 

 

2、会計役の子たちと練習したら計算できない!

 


2年前は1つ50円で、当時小5の、ほぼ長男1人が、おでんをよそって、計算して、をやっていたおでん屋さん。今回は兄弟だけでなく2家族で5人チーム、おでんの具の値段もみんなで話し合って、1つ60円に変更。

 


さて、練習では、、、。

 


私「えーと、はんぺん3つ、ウィンナー3つ、ちくわは1つで、たまご2つ。ダイコンは、、、2つ、いや1つにします」 めっちゃ面倒くさいお客を演じる。

 


→会計役の2人はポカーン。

 


私「いくらですかー?」

会計「え、えーと、、、」

 


→実は数日前に『注文票』を作らなくていいか?聞いたときは、前回ほぼ1人でやっていた長男が「複雑になるからイヤ」と猛反対。

 


今回は2年前とは違って下の兄弟も育っているし、他の家族と5人チームのおでん屋さん。

 


それまでも長男の中でたくさん「1人でやるより、チームでやる方がより大変な壁」という『いい学び』にぶつかっていて、

今回もそうなるだろうなと前日まで見守ってきた。

 


更に、学校に通っていなくて、本人の好奇心任せの我が家の子たちは、1つ60円のおでんの具を暗算する6の段の九九が入っていない。

 


頼りの綱だった、九九ができる相方の子は熱を出して当日来られるか分からない、、、。

 


さて、どうしようか、、、?

ようやく気づいた大きな壁。

 


大人からの提案で、計算表と注文票をつくってみたら?と話すと、

子ども達で話し合い、早速取りかかる。

 

f:id:futuredesign15:20191104075931j:image

 

 


始めてみると早い早い。

 


3年生や5年生になっても九九が完璧じゃないのは、年齢通りではないかもしれないけど、

楽しそうに計算表や注文票をつくる前向きなパワーすごいね!と思うし、

つくっている時の楽しそうな姿は、

必要な時に学べる下地は育っているんだなと感じました。