FUTURE DESIGN 未来をデザインする

『多様な学びプロジェクト』代表ブログ/ホームスクーリング実践記録

自分でやりきれる時間

今日のホームスクール。

バブル経済帝国主義共産主義の話から『資本論』を本棚から探し出して、音読する人。

 

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この後、「基礎知識がないから分からない」と言いながら、何か解説動画を観ていました。

 

でも「序文」は「社会も自然に変わっていくてことを言ってるんだね」と、なかなか良い読みをしていました。

 

 

二男の方は今年も庭から梅を採ってきて梅ジュースを仕込んでくれました。

 

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今年の梅は豊作。梅干しも漬けてみたい。

 

数日前は卵と牛乳と砂糖でアイスクリームをつくっていた二男。手を動かすと落ち着くのかな?と、見ているこちらは感じています。

 

 

さて、ホームスクールを始めて数年。

 

いろいろやってみて、

《1人でやりきる》ということが意外に大事なんだな、と感じています。

 

 

「手伝って」と言われたらもちろん手伝いますが、本人の中で《自分ごと》に出来るペースが大切なんだな、と。

 

自分で調べて、測って、手を動かして、考える、までができる時間が取れるのは、

やはりホームスクールの良さだなと思います。

 

たっぷりの時間があるからこそ、

最初から最後までやりきることが出来る。

 

 

それが遠回りのようで近道。

 

 

自分ごとを繰り返していく中で、

歴史など、今ないものに対しても《自分ごと》で興味の枝を伸ばしていけるんだなぁと、

こちらも発見しています。

 

自信が核になる

ビオトープ話の続き。


で、ビオトープを完成させたのが、今週の火曜日。


ビオトープをつくる過程で二男が調べた「メダカの池に向いている」らしい、赤玉土をホームセンターに買いに行ったのが、3月頃。

 


そのときにたまたま目に入った野菜の種も、一緒に買いました。

 

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ビオトープが一段落した昨日、それを思い出した二男。

 


家にあちこち散乱していたプランターに土を入れて、

今度は種まきを始めました。

 

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見ていた三男も一緒に。

 

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気持ちが優しく、色々感じやすい二男は、大きな集団が昔から苦手で、

学校に行くと決めた今年度も、

怒る(担任の先生じゃない)先生に会うと、数日は学校から足が遠のきます。

 


そんなわけで、学校に足が遠のいていた時期も、

 


家で何かを計画して、行動し、何かを形にしたら、

それが自信の核になって、また次の何かを勝手に計画して、行動する、のサイクルを繰り返していくんだなぁ、ということに、

二男を見ていた私も気づきました。

 


自然は勝手に育つところもあれば、頑張っても勝手に駄目になるところもあり、

子ども達にたくさんの学びを与えてくれるようです。

 


夜は、フリースペースで魚や貝、海老の絵を描いたあと、捌いて食べたのが楽しかったから、

家でもやりたいと言われて買ってきた、

アジを3枚におろして、刺身丼にして食べました。


学校の参観日→懇談会で役員決めだったからかなり疲れて、私が楽するために刺身を買ったはずなのに、

決して楽ではなかった汗

 


でも、描いて食べるって、いいなぁ。

 


家でもまたやろう(次は描くところから)

 

お兄ちゃんの掘った穴で楽しむ末っ子

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ビオトープつくり

うちの子達が普段から遊びに行く川崎市子ども夢パーク(以下、夢パーク)でビオトープ(池)をつくろうと、

12月くらいから、夢パークのあるスタッフと話し合っていた我が家の子ども達。

 

(※ビオトープの定義はもう少し広いんですが、ここでは子ども達が表現するビオトープ=池、の意味で使ってます)

 

夢を膨らませて、家でも本やネットで情報を調べまくっていたが。

 

 

ある日。

「ママ〜ビオトープ無理そう。

夢パークでは生き物を飼えないんだって。だからメダカとかが飼えない」と三男(8歳)

 

 

私「え!?でもそれは子ども運営委員会で決めたルールだから、子ども運営委員会でルール変えられると思うけど、、、。

あ、子ども運営委員会って、今無いのか。」

 

 

 

子どもが運営に対等に関わる子ども運営委員会は、オープン時にはあったけど、いつのまにかなくなっていた。

 


そうなると、大人がやっているミーティングに乗り込んでいって、提案しないといけないらしい。

 


それに加えて、いろんな年齢の子が集まる夢パークで飼っている生き物がイタズラされないか?という心配も、スタッフから出された。

 


うーん、どうしようか?

 


実現に向けて動いてる子ども達。

なんとかならないか。

 


うちの子達とスタッフ、私と話し合って、

誰も作ったことがないビオトープを提案するには、

うちの庭でまずはビオトープを作ってみよう、ということに。

 


子ども達がそれまでもたくさん本で調べていたので、

プラケースで簡単につくるやり方が分かった。

私からは、家で余ってるプラスチックの収納ケースを提供するとその場で約束した。

 

 

 

そこから、

メダカを調べまくってる二男が中心になって、穴を掘ってケースを入れ、

土を買って、土を入れて、水を張って、

渋谷に行ったついでにアクアリウムショップで、

これまた調べまくった水草を買ってきた。

 

 

 

隠れ家になる花器や、

ヤゴが成虫になるために必要な木をさし、

近所の小川や池から、兄妹で川エビやオタマジャクシ、ドジョウまでつかまえてきて、入れていた。

 

 

 

そしていよいよメダカ投入。

これまた近所にメダカの水槽をたくさん並べている家があって、

看板も何もないけど、声をかけたら売ってくれるというので、

そこから二男と三男でお小遣いを出し合って、安く20匹ほど仕入れてきた。

 

(土と水草代を私が出したので、

メダカ代は自分達で出すよ、と二男から言ってくれた。結構、感動。)

 


直射日光が当たらない柿の木の下を選んで、我が家のビオトープが完成。

 

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えぇ、決して、プラケースを出しっぱなしにして、雨が溜まったわけではありません(^_^;)

 

 

 

意外にも家では二男が力を発揮し、

それでイメージがついたのか、

三男は同じようにうちからプラケースを持っていって、

秘密基地的なビオトープを作ったそう。

 


旦那さんの転勤で、今月いっぱいで辞めていくスタッフとつくったビオトープ

子どもの発想にずっと寄り添って、

一緒に形になるまで付き合ってくれた。

 


そちらはメダカは入れられなかったけど、うまくいけばトンボ池にはなるかもしれない。

 


今年の4月にできた小さな小さなビオトープ2つ。

 


ここからどんな風に広がっていくのか。

 

楽しみは尽きない。

 

 

チョコレートの探究学習(4)ゴマ汁粉つくりと算数

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チョコレートの探究学習、記録できていませんが、実は続いています。

 

ちょっと時間軸が飛びますが、

昨日は余波のようなゴマ汁粉つくり。

二男がやり始めました。

 

 

チョコレートとゴマ汁粉?

どんな共通点があるの?

 

 

と思われた方もいるかと思いますが、

実はチョコレートの原料のカカオ豆もゴマ汁粉の原料のゴマも同じ種実類

 

 

種をすり鉢ですって、

油が出てトロトロになったものを食べているのでした。

(ちなみにチョコレートは凝固点が25度前後なので日本だと常温で固まりますが、カカオ生産地は冷蔵庫がないと固まったチョコレートは食べられないそう。へー!ですよね。)

 

 

レシピはこちらの

~平塚らいてうのゴマじるこ~ | レシピ | NHK「グレーテルのかまど」

 

家にある黒ごまが33グラムしかなかったので、

レシピの黒ごま100グラムと分量が変わります。

 

砂糖やお湯の量はどう変わるのか?一緒に算数の勉強も。

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割り算の筆算が苦手な二男。

私が一緒にゆっくりやっていきましたが、、、。

 

「わかりづらい。もっと分かりやすい筆算を発明してやる〜」と言っていました笑。

 

すっていくとゴマから油が。

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ペースト状になってきました。

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更にすってすって、「これくらいでいいや」、とお湯と砂糖を加えて伸ばしていき、

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(びっくりするくらい砂糖が入る)

 

鍋に移して片栗粉でほんのりとろみをつけたら完成!

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チョコレートの作り方とかなり似ています。

種の栄養を取り入れて食べ物にした知恵は、

東西関わらずあるんですね。

 

 

とっても美味しかったー(^^)!

 

文化という土壌

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先週日曜日。地域の子ども集団、少年団で餅つきをしてきました。←保育園でもやったから、今年で3回目

 

 

少年団育ちの大学生指導員の子たちと子ども達、
何も言わなくてもスルスルスル〜っと準備やつきをしてくれて、
親は米の蒸しを手伝っただけで、美味しいお餅を頂きました。

 

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準備を大人がやって、つきだけ子ども達が「体験」する餅つきはよくあるけど、ここはそうではないから、こういうことが軽く出来てしまう。

 

 

餅つきって、やったことのある人しかわからないことなんですが、
お湯をタイミングよく沸かして、臼や杵をつける桶、手水や餅とり湯に使うとか、
具に按配よく餅を入れるとか、
みんなが食べられるように米の蒸し時間を見ながら目配りするとか、


そういう気働きの総合力をチームでやる、みたいな行事なので、一般的には大人が全部やってしまう。

 

でもここはそれすら子どもの力でやろうとし、そこそこ出来てしまう。

 

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失敗が許される場だから、というのもあるし、異年齢だから年上の人たちを生きるガイドブックにして、按配、というのを自然と身につけていくのでしょう。

 

 

アレコレと指示されてしまうとこの「自然に」が身につかない。

 

 

学びや成長というのは、
その子1人を伸ばすことは不自然で無理があり、
文化という土壌をつくると、大人も含めて育ちあっていく

 

それを改めて感じた日でした。

 

 

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そう出来ない環境にいたらどうしたらいいの?

 

という声も聞こえてきそうですが、

 

ここでいう文化という土壌は、

 

家庭でも、

子ども1人でも、

いいのではないかと私は思っています。

 

 

大人の側に、

これが好きだとか、楽しいとか、得意だとか、

それを話すと思わず頬がほころぶとか、

そういうのがあって、

 

それを、

家庭で子ども達と共有したらいいのではないかなと思うんです

 

 

好きになった過程やその歴史も含めて

楽しさを共有していく。

 

その熱がまた伝播して、

子どもからも自分のやりたいことや好きなことを発信し、

大人が受けとめる、そしてまた発信する、

 

その相互の関係が文化という土壌をつくりだし、

また新しい人間関係に発展していく余地も生む。

 

 

そんなように思います。

 

 

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今日は庭の植物を空き容器にいけてみました。

透明だと背がバラバラでも見えて楽しい!

 

 

ただ見ているよが伝わればいい

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去年の秋から、ほぼ毎日、川崎市子ども夢パーク内のプレーパークに遊びに行くようになった三男。

 


併設しているフリースペースえんにも登録して、でもたまに部屋の中を覗くぐらいで、基本はお弁当を持って、ずっと外にいる生活だったんですが、

 


劇に誘われて、今日、『たまりばフェスティバル』で、演じてきました。

 


歌あり、アトラクションあり、殺陣あり、笑いあり、ダンスあり、30分以上の長い劇。

 


家では全然練習していなかったけど、

(むしろ熱帯にハマった反動で、

寒い地域にある植物や動物を出る直前まで調べてたけど笑)、

昔からファンタジーに入り込んで遊ぶのが好きな子だったから、

物語の世界の住人として、

臆することなく演じていました。

 

全く緊張しなかったそう。

 


遊ぶように生きる。

 


それを体現していました。

 

 


さて私は、三男とは関係ない場面で、

米津元帥「Lemon」を歌った子達の歌声に涙ぐんでしまいました。

 


小さな頃から大人びていて、

小さな頃から自分を通し、

小さな頃から先を見通し、

小さな頃から優しい長男を、

その曲で急に思い出したからです。

 

 


たくさんの人に出会い、

たくさんの人に囲まれて、

たくさんの経験を重ねる三男。

 

 


家族の中で育ち、

家族との悲喜こもごもを通して、

経験を重ねる長男。

 

 


どちらの子の親として、

どちらの子にも、

他の子たちにも、

ただ見ているよと伝えたい。

 

 

それしかできないから、

それだけは伝わっていて欲しいと願っています。

【ホームスクーリング記録】チョコレートの探究学習(3)チョコレートかき氷をつくってみた

チョコレートの探究学習ホームスクーリング編。
前回の続きです。

futuredesign15.hatenablog.com

 

苦手なことも、やりたいことを絡めると頑張れる

ところで、前回のゴディバの店員さんから聞いた話や、

チョコレートを食べた感想を、その日の夜に三男(7歳)が書いていました。

 

 

「カカオがちがう。たかいやつはカカオが多い。やすいやつはさとうが多い。

85%のチョコレートはにがみがあり、すっぱさもあり、とろもみあり

カカオのにがみのなかにうまみがある。

 

三男は話すのは得意だけど、普段は字を書くのが苦手で、漢字の書き取りも大嫌い。

(話すのはこの数倍話します。)

 

写真の通り2年生の現在もまだ鏡文字もあったりするんですが、

店員さんの話を聞いたことや実際にチョコレートを食べ比べたことが「自分でしか表現できない感動ポイント」になったみたいで、

私からの「忘れないうちに書いたら?」という言葉にも、

「そうだね!」と素直に反応して、

自分からカタカナや漢字を調べながら集中して書いていました。

 

苦手なことを克服するには練習を沢山積まないといけないんじゃないの?

と思って書き取りの日課を薦めてみたこともありましたが、なかなか進まず、、、。

 

まずは書きたいことからなんだな!

と、一緒に見ていた私もとても感動しました。

 

 

新たな問い。「どうしてはじめは“のみもの”だったの?」

 さて、その日は昼に借りた図書館からの絵本を読みながら、

 

カカオマスカカオバターとココアの違いはこういうことだったんだ!」

「やっぱ1からチョコレートつくってみたいよね〜」

「生のカカオポッドって手に入れられないかな?」

 

なんておしゃべりしたり、検索したりして過ごしたんですが、

 

チョコレート (イチからつくるシリーズ)

チョコレート (イチからつくるシリーズ)

 

←とても面白いです。おススメ!

 

 

寝る前に長女(6歳)も入れて読んだこの絵本。

チョコレートだいすき! (しりたい!たべたい!つくりたい!おいしいたべものえほん)

チョコレートだいすき! (しりたい!たべたい!つくりたい!おいしいたべものえほん)

 

歴史から作り方までが、幼児でも分かるように簡単に紹介されている中で、

 

南米の人たちが飲んでいたものが、

ヨーロッパの人たちによって、

甘くなり、

形も今のように固くなった

 

という箇所に引っかかった子ども達。

 

幼児向けで説明を省いている分、

 

どうしてなんだろう?

 

という新たな疑問が湧いてきました。

 

どうして固くなったんだろう?

→暑い国から寒い国にいって、冷えて固まっちゃったんじゃない?

だってチョコレート固めるときも冷やすよね?

 

どうして甘くなったんだろう?

→苦いから甘くしたかったんじゃない?だって苦かったよね。

→でもなんでヨーロッパの人が甘くしたの?

→それまでは砂糖が取れなかったんじゃない?または高かったんじゃない?

 

どうして板チョコみたいな形なんだろう?割れやすくない?

→割れづらいと逆に固すぎない?食べやすくするためにあの形なんじゃない?

→四角い何かを真似したんじゃない?

→型に入れやすいからじゃない?

 

色々な「こうじゃない?」という仮説を考えていきます。

 

うーん、私だと「へー、そうなんだー」で終わってしまうところにまで、疑問をもつ子ども達の柔軟な発想に、

 

「そんなことまで思いつかなかった!」「たしかにそうかも!」と思えて、

 

「本当はどうなのか?」

 

自分まで駆り立てられるように、考えたり、調べたりしたくなってきました。

 

ディスカッションしながら探究を深めていく楽しさを身をもって感じてきました。

 

 

チョコレート氷をつくってみた

 

さて、その2日後、先週の土曜日は、三男の8歳の誕生日。

 

誕生日会の準備もあるけれど、

三男は朝からチョコレートのカキ氷をつくるんだとはりきっていました。

 

●片づけは全部自分でやること

 

だけを約束して、勝手にやってもらうことにしました。

 

「チョコレートって油分が多いよね。

ちゃんと固まるのかなぁ」心配する私、40歳。

 

「ママ、チョコレートは常温で固まってるから冷凍庫で固まらないはずがないから」

呆れる三男、8歳。

 

 

三男は、

チョコレートを湯煎して、

温めた牛乳で少しずつ溶かして、

チョコレートミルク?をつくって製氷皿に入れていました。

 

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そして、、、。

 

「ママー!もう固まったよー!」

 

五男とお昼寝中の私の口に入れてくれました。

 

えっ!早くない?ムニャムニャムニャ、、、うん、美味しい。


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←写真も三男が撮ったのを借りました。

 

お昼寝中の私には分からなかったけど笑、

1時間ほどで固まったそうです。

 

ん?

これって、チョコレートの凝固点が影響して、チョコレート氷が早く固まったんじゃないでしょうか?

 

分からない。

分からないけど、

南米の熱い熱帯雨林で生まれたカカオの飲み物が、

寒いヨーロッパにやってきて、

固まった姿を、、、なんとなく、なんとなく見た気のした、美味しい実験料理でした。

 

(続く)